施設基準の届出で分かること・分からないこと
分かるのは、対象の名簿に特定の名称の届出が載っていることです。機器のメーカー、台数、システムの製品名、更新予定、購入意向は分かりません。営業先候補を調べる入口として使い、設備や担当窓口は別途確認します。
制度への適合を判断する資料としても使わず、制度要件は公式資料をご確認ください。
1.略称ではなく、受理届出名称を確認する
関東信越厚生局の届出受理状況など、管轄する厚生局の公表ページから対象の名簿を確認します。地域・医科/歯科/薬局・資料の対象時点を記録してください。
医療営業リストでは施設基準・届出項目の一覧で名称と施設数を確認できます。「在宅」などの部分一致は名称を探す入口に使い、抽出時には対象の名称を列挙すると、似た別項目の混入を避けやすくなります。
2.地域・区分と、届出の条件を分ける
例えばCPAP関連の候補を探す場合、当サービスのサンプルでは「持続陽圧呼吸療法充実管理体制加算」「遠隔モニタリング加算」を含む受理届出名称を対象にしています。該当する正式名称を一覧で確認し、必要な都道府県と区分を加えます。これは抽出方法の例で、商品との適合や営業効果を保証する条件ではありません。
地域:自社が対応できる都道府県
区分:医科
届出:対象A または 対象B(OR)
出力:施設ごとに1件。どちらの届出に該当したかを残す。
公開済みのトップページのサンプルで収録例を確認できます。地域別の母数は都道府県別ページから確認してください。
3.CSVの「1行」が施設なのか、届出なのかを確認する
当サービスのCSVは1届出が1行です。同じ施設が複数の項目を届け出ていれば、施設名が複数行に出ます。絞り込み後の行数をそのまま営業先の施設数にしないでください。
- 元のCSVを保存し、作業用のコピーを作ります。
- 医療機関番号などの識別子を文字列として読み込み、先頭の0を残します。
- 地域・区分を絞り、対象の受理届出名称を選びます。
- 都道府県・区分・医療機関番号を合わせた識別キーで施設単位に集計します。名称だけで同一施設と判断しません。
- 施設ごとの該当届出を残したうえで、送付先の重複を除きます。
識別子が欠ける行や一致しない既存顧客は別に確認し、自動で別施設扱いにしない運用が必要です。
「AまたはB」と「AかつB」は、集計が違います
OR:Aの行とBの行を残し、施設単位で重複を除きます。Aだけ、Bだけ、両方の施設が入ります。
AND:AとBの行を残した後、施設ごとにAとBの両方があるかを確認します。Excelなら施設識別キーを行、受理届出名称を列にしたピボット表で、両方の列に値がある施設を選びます。
1行が1届出のCSVで、同じ名称列に「Aと完全一致、かつBと完全一致」と指定すると抽出できません。複数の届出を同時に持つ条件は、施設単位に集約して判断します。
算定開始日で絞っても「新たに届出した施設」とは限りません
算定開始年月日の期間抽出と、前月・当月の名簿を突き合わせた追加検出は別物です。届出の追加は新規開業や機器の新規導入とも異なります。当サービスで真の前月差分を取れる範囲と、算定開始日を使う範囲は差分データの説明で確認してください。
関連するガイドと収録データ
ガイド一覧 / 地域・届出別の収録件数 / 収録項目と欠損率
出典:厚生労働省 各地方厚生局『届出受理医療機関名簿』を当方が集計・加工。届出は機器・システムの導入や購入意向を意味しません。