この商材では、何を入口にするか
リハビリ用の機器・訓練機器・関連システムを扱う事業者は、疾患別リハビリテーション料の届出から候補を整理できます。ここでは医科区分の「運動器リハビリテーション料(Ⅰ)」と「脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)」を集計します。
同じリハビリテーション料でも(Ⅰ)〜(Ⅲ)の区分があり、施設基準の要件が異なります。区分を指定せずに集めると母数は増えますが、条件の意味が混ざります。この例では(Ⅰ)に限り、2つの届出の単独件数と重なりを分けて示します。
公開名簿から実際に抽出した結果
集計日:2026-09-16。区分=医科。指定した受理届出名称の完全一致を施設IDで重複除去。各届出の件数は重なる場合があるため足し算しません。原本の版は地方厚生局ごとに異なります。
| 受理届出名称・条件 | 施設数 |
|---|---|
| 運動器リハビリテーション料(Ⅰ) | 7,504 |
| 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ) | 3,269 |
| いずれかを届出(重複除去) | 7,619 |
2つの届出の重なり
A=運動器リハ(Ⅰ)、B=脳血管リハ(Ⅰ)。片方のみは、もう片方の届出がこの名簿に見当たらないという意味です。
| 条件 | 施設数 |
|---|---|
| Aのみ | 4,350 |
| A・Bの両方 | 3,154 |
| Bのみ | 115 |
抽出結果の実例
| 都道府県 | 施設名 | 該当する届出(上表の略記) |
|---|---|---|
| 三重県 | にいみ整形外科 | 運動器リハ(Ⅰ) |
| 京都府 | 京都博愛会病院 | 運動器リハ(Ⅰ) / 脳血管リハ(Ⅰ) |
| 佐賀県 | 佐賀整肢学園 こども発達医療センター | 運動器リハ(Ⅰ) / 脳血管リハ(Ⅰ) |
条件一致の施設から都道府県を分散して3件抜粋。推薦や営業効果を示すものではありません。連絡前に公式情報を確認してください。
この条件に該当する施設の多い地域
| 都道府県(上位5) | 施設数 |
|---|---|
| 東京都 | 734 |
| 大阪府 | 557 |
| 福岡県 | 494 |
| 愛知県 | 410 |
| 北海道 | 397 |
地域ごとの詳しい件数は47都道府県の集計CSVで確認できます。営業効率・売上規模の順位ではありません。
営業先候補を作る手順
- 商材が主に使われる領域(運動器か、脳血管疾患等か、両方か)と、納品・保守できるエリアを決めます。
- 2つの届出を個別に抽出し、両方ある施設と片方のみの施設を分けます。
- 区分(Ⅱ)(Ⅲ)や他の疾患別リハビリを含めるかは、商材の用途で決め、抽出条件として記録します。
- 既存先や代理店の担当先と照合し、確認欄を付けて候補リストにします。
施設数に単価を掛けて市場規模と呼ばないでください。実際の導入余地は、保有機器や更新時期を確かめるまで分かりません。
提案の前に別途確認すること
リハビリ室の広さ、療法士の人数、保有している機器と更新時期、患者数、購買窓口は未収録です。届出は名簿に掲載されている状態を表すもので、実施件数や機器の購入意向を示すものではありません。
「届出条件に一致する」と「商材が合う」を別の状態として管理し、確認が終わるまで見込みありと扱わない運用が必要です。
この抽出が合わない場面
リハビリの実施件数順、特定メーカーの機器の導入先、回復期リハビリテーション病棟の病床数で並べることはできません。患者向けのリハビリ施設の案内や、リハビリの質の評価に使う一覧でもありません。
よくある判断の迷い
区分(Ⅱ)(Ⅲ)も含めたほうがよいですか?
件数は増えますが、施設基準の違う施設が混ざります。まず(Ⅰ)で候補を作り、反応を見てから広げると、どの条件が効いたかを後から検証できます。
回復期リハビリテーション病棟の届出は使えますか?
病棟単位の届出なので、入院でのリハビリを対象にする商材なら入口になります。この記事では外来も含む疾患別リハビリの2条件に絞っています。届出の一覧から個別の件数を確認できます。
出典・集計方法と次の確認
出典:厚生労働省 各地方厚生局『届出受理医療機関名簿』を当方が集計・加工。制度要件の解説や医療上の助言ではなく、医療機関に商品・サービスを提供する事業者向けのデータ活用例です。
原本の版は局ごとに異なります。収録範囲と原本の対象時点、項目・欠損率をご確認ください。商材との適合や営業効果は未検証です。
制作:ROZANOVA STUDIO。AIを用いて原稿・図の制作を補助し、掲載集計は同じデータと抽出条件から再生成して照合しています。医療従事者による監修を表示するものではありません。