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施設基準の新規届出は1ヶ月で何件?届出受理名簿の8月版と9月版を31道府県で突合

6つの地方厚生局が公表する届出受理医療機関名簿を、2026年8月版と9月版で1行ずつ突き合わせました。届出名称が変わっただけの行を除くと、1ヶ月で名簿に新しく載った届出は14,358行・9,977施設でした。

執筆・運営:ROZANOVA STUDIO / 集計日:2026年10月2日。自社サービスの紹介を含みます。

結論:名簿に載っている施設の約8%に、新しい届出が1件以上

対象は、2026年8月版と9月版の両方を当方が保存している6局(北海道・東海北陸・近畿・中国四国・四国・九州)の31道府県です。9月版の名簿に載っている122,197施設のうち、9,977施設(8.2%)に8月版にはなかった届出の行が1件以上ありました。

ただし、これは名簿に新しく載った行を数えたものです。施設が新しく開業した、その月に設備を導入した、その月から算定を始めた、という意味ではありません。名簿への掲載は算定開始から遅れることがあります。

前月版と単純に比べると、新規は約2倍に見える

名簿の行を「都道府県・医療機関番号・届出名称」の組み合わせで比べると、9月版で増えた行は28,150行になります。ところが、そのうち13,792行は、歯科の「口腔機能実地指導」が9月版から「口腔機能実地指導料」という名称で載ったことによるものでした。同じ施設で受理記号と受理番号が変わっていないので、新しい届出ではなく、表記の変更と判断しました。

名簿の追加行の内訳(6局)。数値と条件は直後の表・本文に記載。
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名称の変更を除かずに「先月の新規届出」を作ると、歯科だけで約1万4千施設の誤った候補が混ざります。名簿の差分を自分で取るときは、届出名称だけでなく受理番号も比較してください。

関東信越局と東北局は、当方で9月版をまだ取得していないため、この集計に入っていません。

厚生局ごとの新規・抹消

新規の届出行は、名称の変更を除いた件数です。1つの施設が複数の届出を出すことがあるので、「新規の届出行」と「新規があった施設」は一致しません。なお、同じ6局で名簿から消えた行(抹消)は、名称の変更を除いて6,173行でした。

厚生局名簿の施設数新規の届出行新規があった施設
中国四国12,7451,386897
北海道7,899768521
近畿41,7355,6013,903
九州25,7192,9572,175
四国6,495544405
東海北陸27,6043,1022,076
合計122,19714,3589,977

新規の届出行を区分で分けると

厚生局医科歯科薬局
中国四国744443199
北海道404227137
近畿3,0511,3581,192
九州1,620684653
四国304124116
東海北陸1,695880527
合計7,8183,7162,824

名簿の施設数は9月版の値です。「中国四国」は中国四国厚生局が公表する中国5県、「四国」は四国厚生支局が公表する四国4県です。

新しく届け出が多かった届出(区分別・上位5)

新規の届出行の多い順です。評価料・体制加算の届出は、それぞれの商材の営業先を考える入口になりますが、届出があることは製品の導入状況や購入の予定を表しません。

医科

受理届出名称(医科)新規の届出行
電子的診療情報連携体制整備加算2510
外来・在宅ベースアップ評価料(I)の注5463
地域支援・外来医薬品供給対応体制加算420
電子的診療情報連携体制整備加算3406
在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料の注2に規定する持続陽圧呼吸療法充実管理体制加算321

歯科

受理届出名称(歯科)新規の届出行
歯科技工所ベースアップ支援料462
口腔機能実地指導料457
歯科外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)の注5314
光学印象243
電子的歯科診療情報連携体制整備加算2242

薬局

受理届出名称(薬局)新規の届出行
調剤ベースアップ評価料509
服薬管理指導料の注1416
地域支援・医薬品供給対応体制加算1237
連携強化加算218
バイオ後続品調剤体制加算218

CPAPの体制加算や電子的診療情報連携の加算で絞る手順は、CPAP・遠隔モニタリング向けの抽出例と電子カルテ・医療DX向けの抽出例にまとめています。

都道府県別:施設数あたりで見ると差がある

新規の届出行の件数は施設の多い地域ほど大きくなるため、名簿の施設1,000あたりに直して比べました。下の表は上位6と下位3です。

施設1,000あたりの新規届出行・上位6。数値と条件は直後の表・本文に記載。
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都道府県名簿の施設数新規の届出行施設1,000あたり
富山県1,585253159.6
鹿児島県2,809430153.1
滋賀県2,221330148.6
大阪府18,7622,702144.0
鳥取県905128141.4
福井県1,132159140.5
長崎県2,44817772.3
香川県1,68212071.3
島根県1,1307061.9

31道府県すべての値は都道府県別の集計CSVでダウンロードできます。差が1ヶ月だけのものか、毎月続くものかは、この1期だけでは判断できません。地域の営業の優先度や、医療機関の活発さを表す順位として使わないでください。

営業で使うときの確認

  • 「新規の届出」は名簿に新しく載った行です。開業日・導入日・算定開始日とは別に確認します。
  • 前月版と比べるときは、届出名称の変更を受理番号で見分けます。名称だけで比べると、名称変更が大量の新規に見えます。
  • 1ヶ月分の件数で地域を順位付けしないでください。差が続くかは、翌月以降の版で確かめます。

新規開業と届出の追加の違いは新規開業リストと届出の追加はどう違う?、当サービスで実際の差分を取れる範囲は差分データの説明をご覧ください。

出典・集計方法

出典:厚生労働省 各地方厚生局『届出受理医療機関名簿』を当方が集計・加工。比較したのは各局の2026年8月版と9月版で、どちらも当方が公表ページから取得して保存した原本です。

方法:同じ局の2つの版を「都道府県コード・医療機関番号・受理届出名称」で全件突合しました。同じ施設で受理記号と受理番号が一致する追加と抹消の組は、名称の変更として新規・抹消の両方から除いています。受理番号が空欄の行は名称の変更とは判定していません。集計にはops/make_monthly_change.pyを使い、同じ原本から再生成して本文の数字と照合しています。

この集計は名簿に載った届出を数えたもので、実際の診療・設備・購入の意向を示すものではありません。制度要件の解説や医療上の助言でもありません。

制作:ROZANOVA STUDIO。AIを用いて原稿・図の制作を補助しています。医療従事者による監修を表示するものではありません。

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