営業リスト作成ガイド

医療機関リストの作り方。
無料データで作るか、CSVを購入するか。

病院・クリニックの営業先を探すなら、まず「必要な項目」と「絞り込み条件」を決めましょう。公開データから作る手順と、購入した方がよい場面を整理します。

執筆・運営:ROZANOVA STUDIO / 内容確認:2026年9月18日。当社が提供する医療営業リストの紹介を含みます。

公開資料から営業リストへ。数値と条件は直後の表・本文に記載。
ROZANOVA STUDIO 作成。図を押すと拡大できます。

医療機関リストは無料の公開データから作れます

厚生労働省の「医療情報ネットのオープンデータ」や、地方厚生局が公表する医療機関の名簿を利用できます。ただし、資料ごとに収録項目・対象時点・ファイル形式が異なります。目的に合う資料を選び、列を整理してから使うことが必要です。

住所・電話番号を並べたいのか、特定の施設基準を届け出た施設を探したいのかで、出発点が変わります。

無料データの入手先は、知りたい項目で選ぶ

施設の基本情報を調べる:医療情報ネットのオープンデータ

厚生労働省の公開ページでは、病院等・薬局の情報の一部がオープンデータとして提供されています。病院・診療所などの区分と必要な項目を確認し、対象のCSVを取得します。項目の意味は併せて掲載されている説明資料で確認してください。

施設基準の届出を調べる:各地方厚生局の届出受理名簿

特定の施設基準・届出項目で絞りたいときは、対象地域を管轄する厚生局の名簿を確認します。例えば関東信越厚生局の施設基準の届出受理状況には、管内の届出状況が掲載されています。複数地域を扱う場合は、公表時点や記載形式をそろえずに混ぜないことが大切です。

「施設の基本情報」と「届出情報」は同じ資料ではありません。両方が必要なら、施設を特定する番号などを確認して結び付けます。名称だけで自動的に同一施設と判断すると、同名施設や移転・名称変更を誤って扱う可能性があります。

Excelで病院・クリニックの営業リストを作る5つの手順

  1. 対象と必要な列を決める。 担当都道府県、病院か診療所か、必要な届出、電話・FAX・住所などを書き出します。診療科目が必須なら、その項目を持つ資料を選びます。
  2. 原本と取得日を保存する。 加工前のファイルを残し、公開元URL、公表年月、取得日を記録します。異なる年月の資料を「同じ時点の全国データ」と扱わないようにします。
  3. 列と文字の形式をそろえる。 CSVはExcelの「テキストまたはCSVから」などの取込機能で開きます。電話番号・郵便番号・医療機関番号は文字列として扱い、先頭の0を落とさないようにします。PDFから転記した場合は、行ずれや欠落を原本と照合します。
  4. 施設と届出を分けて整理する。 1施設が複数の届出を持つ場合、届出数だけ施設数を数えないようにします。「1施設1行」の営業先一覧と「1届出1行」の明細を分けると、件数を確認しやすくなります。
  5. 条件で絞り、既存顧客と照合する。 地域・届出などで抽出し、既存取引先や対象外施設を除外します。番号や名称で照合できなかった行は、除外済みと見なさず確認対象に残します。

実務用の列の例:施設名/医科・歯科・薬局の区分/医療機関番号/都道府県/住所/電話番号/届出名/算定開始年月日/出典URL/データの時点。FAXなどは利用目的に応じて追加します。

更新時は同じ条件で作り直し、前回の原本も保存します。新たに一覧へ載ったことと、新規開業や機器の新規導入は別です。資料が示す事実の範囲を超えて、営業理由を断定しないようにしてください。

具体例:地域と施設基準を組み合わせて候補を絞る

例えば、呼吸器関連の商材を扱う営業担当が、担当エリアの「持続陽圧呼吸療法充実管理体制加算」を届け出た医科施設を調べる場合です。

  1. 担当する都道府県と医科の施設を選ぶ。
  2. 対象の届出名を確認し、届け出ている施設を抽出する。
  3. 既存取引先を除き、施設ごとの届出と算定開始日を確認する。
  4. その施設が商材の提案先になるか、現在の体制や導入状況を別途確認する。

届出があることは購入意向を意味せず、届出がないことも機器・システムの未導入を意味しません。 絞り込みは調査する候補を選ぶためのものです。届出名は施設基準・届出項目の一覧、地域ごとの収録状況は都道府県別リストで確認できます。

自作とCSV購入、どちらが合うか

無料データからの自作が合う場合

対象地域が限られ、一度だけ使い、必要な列を自分で整理できる場合です。公開データの項目で足りるなら、まず少数の施設で加工と照合を試すと、全件を整備する前に必要な作業が分かります。

整備済みCSVの購入が合う場合

複数地域の形式統一、施設と届出の結合、毎月の更新を自社で繰り返す負担が大きい場合です。比較するのはデータ価格だけでなく、加工・確認・更新にかかる自社の時間です。必要な列が欠けている商品なら、安くても追加作業は残ります。

当サービスのスポットCSVは1区分29,800円(税込)、医科・歯科・薬局の3区分セットは59,800円(税込)。月額会員は14,800円(税込)で、Web画面から地域・届出条件を指定して検索できます。商品の内容と購入条件は料金ページをご確認ください。

医療営業リストは施設基準・届出項目の整理に特化しています。診療科目・MRI/CT台数・患者延べ数を含む汎用的な施設調査データを探している場合は、必要項目を持つ別の資料・サービスも比較してください。

病院・クリニックのリストを購入する前の確認事項

  • 対象:医科・歯科・薬局のどの区分か。希望地域と施設が含まれるか。
  • 項目:電話・FAX・届出など、営業に必要な列があるか。値のない行の割合も確認する。
  • 件数の数え方:施設数か届出レコード数か。重複を含む数字ではないか。
  • 時点:取得日だけでなく、元の名簿の公表年月を確認する。
  • 更新・差分:前月版との比較か、算定開始日による抽出か。対象地域と定義を確認する。
  • 使い方:CSVの形式、社内共有や再配布の条件、買い切りか月額かを確認する。

当サービスは収録項目と区分別の収録率出典別の時点と件数差分の定義と対応範囲を公開しています。件数だけでは判断しにくい場合は、購入前にサンプルの列と内容をお確かめください。

当サービスのデータ出典:厚生労働省 各地方厚生局『届出受理医療機関名簿』を当方が集計・加工。公表資料の範囲内の情報であり、電話の到達性や商談・受注を保証するものではありません。