商材別の抽出設計

画像診断機器・読影サービスの営業先を、CT・MRIの届出で絞る

CT・MRI装置、PACS・読影ビューア、遠隔読影サービス、造影剤の周辺機器を扱う事業者向けに、「CT撮影及びMRI撮影」と「画像診断管理加算2」の届出を集計します。機器がある施設と、院内で読影する体制がある施設は、同じ集合ではありません。

執筆・運営:ROZANOVA STUDIO / 内容確認:2026年9月27日。自社サービスの紹介を含みます。集計を使う箇所のデータ更新日:2026-09-16。

この商材では、何を入口にするか

画像診断の関連商材は、「装置を持っている施設」と「撮った画像を院内で読む体制がある施設」で売り先が変わります。ここでは医科区分の2つの届出を使います。

「CT撮影及びMRI撮影」は、一定の性能のCT・MRI装置で撮影を算定する施設が届け出るものです。装置の保守・更新、ワークステーション、造影剤の注入器、PACSの候補を洗い出す入口になります。「画像診断管理加算2」は、画像診断を専ら担当する常勤の医師による読影体制などの要件を満たす施設の届出で、院内の読影部門向けの読影ビューアやレポートシステムの候補になります。

CT・MRIの届出はあるが画像診断管理加算2の届出が無い施設は、院内に常勤の読影医がいない、または別の区分で届け出ている可能性があり、遠隔読影サービスの候補として確認する価値があります。ただし、届出が無いことは読影を外部に出していることの証明ではありません。今回の集計では、画像診断管理加算2の施設はほぼすべてがCT・MRIの届出も持っており、加算2は実質的にCT・MRI届出施設の内側にある小さな集合でした。

公開名簿から実際に抽出した結果

抽出条件ごとの施設数。数値と条件は直後の表・本文に記載。
ROZANOVA STUDIO 作成。図を押すと拡大できます。

集計日:2026-09-16。区分=医科。指定した受理届出名称の完全一致を施設IDで重複除去。各届出の件数は重なる場合があるため足し算しません。原本の版は地方厚生局ごとに異なります。

受理届出名称・条件施設数
CT撮影及びMRI撮影13,530
画像診断管理加算2995
いずれかを届出(重複除去)13,531

2つの届出の重なり

A=CT・MRI撮影、B=画像診断管理加算2。片方のみは、もう片方の届出がこの名簿に見当たらないという意味です。

条件施設数
Aのみ12,536
A・Bの両方994
Bのみ1

抽出結果の実例

都道府県施設名該当する届出(上表の略記)
三重県辻クリニックCT・MRI撮影
京都府京都博愛会病院CT・MRI撮影
佐賀県神野病院CT・MRI撮影

条件一致の施設から都道府県を分散して3件抜粋。推薦や営業効果を示すものではありません。連絡前に公式情報を確認してください。

この条件に該当する施設の多い地域

都道府県(上位5)施設数
東京都1,130
大阪府849
北海道797
愛知県760
福岡県665

地域ごとの詳しい件数は47都道府県の集計CSVで確認できます。営業効率・売上規模の順位ではありません。

営業先候補を作る手順

  1. 商材が装置・周辺機器寄り(CT・MRIのある施設すべて)か、読影の業務寄り(読影体制の有無で分ける)かを決めます。
  2. 2つの届出を個別に抽出し、重なりを確認します。遠隔読影なら「CT・MRIのみ」、院内向けの読影システムなら「両方」から始めるのが一つの目安です。
  3. 画像診断管理加算1・3・4や遠隔画像診断の届出まで条件に入れるかを決め、抽出条件として記録します。これらの件数は届出の一覧で確認できます。
  4. 既存先や代理店の担当先と照合し、確認欄を付けて候補リストにします。

施設数に装置単価を掛けて市場規模と呼ばないでください。更新時期や予算は、担当者に確認するまで分かりません。

提案の前に別途確認すること

装置のメーカー・機種・導入年・台数、CTとMRIのどちらを持っているか、PACSや読影レポートの現行製品、遠隔読影の委託先と契約時期は未収録です。「CT撮影及びMRI撮影」は一定の性能の装置で算定する場合の届出なので、届出を要しない装置だけを持つ施設はこの集計に含まれません。

届出は施設基準を満たしている状態を表すもので、特定の商品の導入状況や購入意向を示すものではありません。「届出条件に一致する」と「商材が合う」を別の状態として管理してください。

この抽出が合わない場面

装置の台数・年式・メーカーで並べること、撮影件数の多い順に並べること、特定メーカーの装置の導入先だけを出すことはできません。患者向けの検査先案内や、画像診断の質を評価する一覧でもありません。

よくある判断の迷い

CTとMRIを分けて抽出できますか?

できません。名簿上は「CT撮影及びMRI撮影」という1つの届出名で載っており、どちらの装置か、何台あるかは分かりません。分けたい場合は、抽出後に施設の公式情報で確認する作業が必要です。

画像診断管理加算2の届出が無い施設は、読影医がいないのですか?

そうとは限りません。画像診断管理加算1・3・4で届け出ている施設もあれば、名簿の対象時点より後に届け出た施設もあります。遠隔読影の候補として扱う場合も、確認が終わるまで見込みありとしないでください。

出典・集計方法と次の確認

出典:厚生労働省 各地方厚生局『届出受理医療機関名簿』を当方が集計・加工。制度要件の解説や医療上の助言ではなく、医療機関に商品・サービスを提供する事業者向けのデータ活用例です。

原本の版は局ごとに異なります。収録範囲と原本の対象時点、項目・欠損率をご確認ください。商材との適合や営業効果は未検証です。単独件数はCT撮影及びMRI撮影の個別ページでも確認できます。

制作:ROZANOVA STUDIO。AIを用いて原稿・図の制作を補助し、掲載集計は同じデータと抽出条件から再生成して照合しています。医療従事者による監修を表示するものではありません。

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