商材別の抽出設計

感染対策商材の営業先を、感染対策向上加算の届出で絞る

消毒薬・PPE・感染管理システム・空気清浄/換気設備・検査機器を扱う事業者向けに、「外来感染対策向上加算」と「感染対策向上加算1」の届出を集計します。クリニック層と病院層は施設基準上、原則として別の集合です。

執筆・運営:ROZANOVA STUDIO / 内容確認:2026年9月26日。自社サービスの紹介を含みます。集計を使う箇所のデータ更新日:2026-09-16。

この商材では、何を入口にするか

感染対策向けの消毒薬・PPE・手指衛生用品・感染管理システム・空気清浄/換気設備・検査機器を扱う事業者は、感染対策に関する体制を届け出ている施設から候補を整理できます。ここでは医科区分の「外来感染対策向上加算」と「感染対策向上加算1」を集計します。

外来感染対策向上加算は外来診療を行う診療所・病院向けの加算で、消耗品や手指衛生用品のように施設数がそのまま需要件数に近い商材と相性が良い集合です。感染対策向上加算1は感染制御チーム(ICT)を持つ大規模病院向けの加算で、感染管理システムや換気設備、検査機器のような単価の高い商材の候補になります。同じ「感染対策」でも、届出の性質が違えば売り方も変わります。

公開名簿から実際に抽出した結果

抽出条件ごとの施設数。数値と条件は直後の表・本文に記載。
ROZANOVA STUDIO 作成。図を押すと拡大できます。

集計日:2026-09-16。区分=医科。指定した受理届出名称の完全一致を施設IDで重複除去。各届出の件数は重なる場合があるため足し算しません。原本の版は地方厚生局ごとに異なります。

受理届出名称・条件施設数
外来感染対策向上加算28,785
感染対策向上加算11,425
いずれかを届出(重複除去)30,210

2つの届出の重なり

A=外来感染対策向上加算、B=感染対策向上加算1。片方のみは、もう片方の届出がこの名簿に見当たらないという意味です。

条件施設数
Aのみ28,785
A・Bの両方0
Bのみ1,425

抽出結果の実例

都道府県施設名該当する届出(上表の略記)
三重県玉井医院外来感染対策向上加算
京都府立命館診療所外来感染対策向上加算
佐賀県杉原医院外来感染対策向上加算

条件一致の施設から都道府県を分散して3件抜粋。推薦や営業効果を示すものではありません。連絡前に公式情報を確認してください。

この条件に該当する施設の多い地域

都道府県(上位5)施設数
東京都4,186
大阪府2,459
神奈川県1,971
愛知県1,943
兵庫県1,629

地域ごとの詳しい件数は47都道府県の集計CSVで確認できます。営業効率・売上規模の順位ではありません。

営業先候補を作る手順

  1. 商材が消耗品寄り(外来診療所向け)か、設備・システム寄り(病院のICT体制向け)かを決めます。
  2. 2つの届出を個別に抽出し、両方に該当する施設があるかを確認します。この2条件は施設基準上排他的で、今回の集計では両方に該当する施設はありませんでした。
  3. 感染対策向上加算2・3(地域の中小病院向け)まで対象を広げるかは、商材の対象施設規模で決め、抽出条件として記録します。
  4. 既存先や代理店の担当先と照合し、確認欄を付けて候補リストにします。

施設数に単価を掛けて市場規模と呼ばないでください。実際の購買時期や予算は、担当者に確認するまで分かりません。

提案の前に別途確認すること

消毒薬・PPEの現在の調達先や契約更新時期、感染管理システムの導入有無、換気設備の仕様や更新計画、検査機器の保有状況、ICTの活動実績や研修参加率は未収録です。届出は施設基準を満たしている状態を表すもので、特定商品の導入状況や購入意向を示すものではありません。

「届出条件に一致する」と「商材が合う」を別の状態として管理し、確認が終わるまで見込みありと扱わない運用が必要です。

この抽出が合わない場面

院内感染の発生件数順、特定メーカーの消毒薬・設備の導入先、検査機器の保有台数で並べることはできません。患者向けの受診先案内や、感染対策の質を評価する一覧でもありません。

よくある判断の迷い

外来感染対策向上加算と感染対策向上加算1の両方を持つ施設は無いのですか?

今回の集計では0件でした。施設基準では、感染対策向上加算1〜3の届出がある医療機関は外来感染対策向上加算を算定できないため、2つの集合は排他的です。集計時点によっては、加算の切り替え時期など名簿上の一時的な状態で少数の重なりが現れる場合もあります。

感染対策向上加算2・3(中小病院向け)も候補に含めるべきですか?

感染管理システムや換気設備を地域の中小病院にも売る商材なら候補になります。ここでは基幹病院にあたる感染対策向上加算1に絞っていますが、届出の一覧から加算2・3の個別件数を確認できます。

出典・集計方法と次の確認

出典:厚生労働省 各地方厚生局『届出受理医療機関名簿』を当方が集計・加工。制度要件の解説や医療上の助言ではなく、医療機関に商品・サービスを提供する事業者向けのデータ活用例です。

原本の版は局ごとに異なります。収録範囲と原本の対象時点、項目・欠損率をご確認ください。商材との適合や営業効果は未検証です。単独件数は外来感染対策向上加算の個別ページでも確認できます。

制作:ROZANOVA STUDIO。AIを用いて原稿・図の制作を補助し、掲載集計は同じデータと抽出条件から再生成して照合しています。医療従事者による監修を表示するものではありません。

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